【ニューヨーク旅行記】①初海外で女一人旅!てんやわんやの出国・到着編

みなさんこんにちは。

新型コロナウイルスの影響で、次いつ海外に行けるのか全く分からない状況ですね……。

最近は昔の旅行の写真を見返して、家で旅した気分に浸っています。でも一人で振り返るのももったいないと思うくらい濃密な旅ばかりで誰かに話したくなっちゃったので、ここに旅行記でも綴ってみようと思います!なかなか遠出ができない今だからこそ、一緒に旅をしている気分で楽しんでもらえたら嬉しいです。

有益な観光ガイドというよりは、女一人で海外行くとこんな感じなんだ~というのを掴む暇つぶしの読み物として活用してください。

というわけで旅行記第一弾は、アメリカ、ニューヨーク

私にとって特別な場所です。なぜかと言うと、ここが初めての外国だったから。

20年間1度も日本を出たことがなかった私は、大学で英語や国際関係の勉強をしながら「自分の英語が通用するのか実地で確かめたい!外国行きたい!」と悶々としておりました。そしてついに、大学2年生の夏休みを利用してアメリカに行くことを決めます。しかも一人で。

初海外にアメリカ、ニューヨークを選んだ理由は以下の3つ。

①アメリカ美術に興味があり、ニューヨークの美術館めぐりをしたかった
②大学でアメリカの社会問題について勉強していて、現状をこの目で見たかった
③ニューヨークが舞台の大好きな漫画「BANANA FISH」の聖地巡礼をしたかった(重要)

目的としては勉強半分、趣味半分です。

やると決めたらやる。行動力にステータスを全振りしている私は、アルバイトで貯めていたお金でホテル・航空券をちゃちゃっと予約しました。細かい旅程は自分で立てたかったので、パッケージツアーではなく阪急交通社さんの航空券とホテルを自由に組み合わせられるサービスを利用。

初めての海外、ほぼ個人手配、女一人旅って、今思い返すとまあまあぶっとんでいますね。でも意外と何とかなるもんです。毎日何かしらのハプニングが起きましたが、満喫して帰ってこれました。

おっと、前置きが長くなったので、この辺で旅の概要や旅程をまとめてニューヨークに出発しましょう。

旅の概要

旅行先:アメリカ ニューヨーク(マンハッタンとブルックリン)

日本との時差はサマータイムで13時間。通常は14時間。日本のほうが進んでいます。

所要時間:片道約16時間(乗継ぎ含む)

航空会社:ユナイテッド航空(ニューアーク・リバティ国際空港着です)

期間:10日間(2018年8月21日~31日) ※飛行機移動を除くとアメリカ滞在日数は7日ほど

予算:約30万円(ホテル+航空券+お小遣い)

女一人旅オススメ度:★★★★☆

→ 全く英語が出来ない場合は厳しいかも。困った時に周囲に助けを求めたり自分で対処したりできる程度の英語力は必要です。しかし魅力的な観光スポットが数多くあるため、旅の英会話ができれば一人でも存分に楽しめます!

以下が練りに練ったスケジュールです。行きたかった場所を余すところ無く回れたなと思います!このブログでは順を追って小分けに紹介します。

旅程

日本時間お昼に出国、アメリカ時間深夜に到着 ★今回はここ

NY観光1日目:NY市立図書館、タイムズスクエア、エンパイアステートビル

2日目:グリニッジ・ヴィレッジ、国際写真センター美術館

3日目:ハーレム地区、MoMA(ニューヨーク現代美術館)、ブロードウェイ

4日目:セントラルパーク、MET(メトロポリタン美術館)、ジャズクラブ

5・6日目:ブルックリン(ウィリアムズバーグ、ダンボ)

7日目:自由の女神・お土産ショッピング

8日目:グリーンマーケット、帰国

今回は①出国・到着編ということで、日本を出てからニューヨーク市街地に到着するまでを書いていきます。

目次

1.ドキドキの出国 初めての国際線

2.ここ、ニューヨークじゃなくてニューアーク?

   ー ニューアーク・リバティ国際空港はニュージャージー州の空港

   ー 空港からニューヨーク、マンハッタンへのアクセス方法

3.深夜3時にホテル「Nap York」へ到着

ドキドキの出国 初めての国際線

関西国際空港のプロントで海老とアボカドのジェノベーゼを食べながら、現地にたどり着けるかどうかが心配でソワソワしていました。保安検査を通過し、まずは乗り換え地点のサンフランシスコに向かう便へ搭乗。

今回の旅ではユナイテッド航空を利用

夜ご飯の機内食で出たちらし寿司を(もうしばらく日本食食べられないな……)としょんぼりしながら大事に食べました。いや、たかだか10日の旅行だわ。すぐ日本帰って来るわ。

両隣にはアメリカに留学するらしい大学生の団体が座っていました。 当時の私は留学したくてたまらなかったので、ホームステイがどうとかの話をしている彼らが凄く羨ましかったです。

(と思っていたら、私はこの半年後に縁あってドイツへ留学することになります。人生って分からん)

機内でのハイライトは、トイレを利用した際に私が鍵を閉めるのを忘れており、CAさんに開けられ「ワオ!!!!」とびっくりされたことです。すみませんでした。まあ旅の恥は書き捨てということで。

そんなこんなで現地時間の午前11時にサンフランシスコ国際空港(SFO)へ到着。

ここで一度荷物をピックアップし、入国審査を受けます。次に乗り継ぐのはサンフランシスコからニューヨークまでの国内線なので、乗り継ぎ便の出発ターミナルで再度荷物を預けます。

サンフランシスコに降り立つ人とさらに乗り継ぐ人で道が分かれるのですが私は盛大に迷ってしまい、色んな人に道を聞きました。大焦りでウロウロしていた時に空港職員の方が「どうしたの?」と声をかけてくださったのがとても嬉しかったです。

おそらく私がよっぽどヤバそうな顔をしていたのでしょう。

乗継まで3時間ほどあったので、フードコートで昼食をとりました。

チップ込みでお値段$12.95。バンズがご開帳してた

アメリカといえばハンバーガー!という私の単純な思考が透けて見えますね。

注文時に肉の焼き加減とか、付け合わせはポテトかサラダかとか色々質問されたのですが、現地の方が話す英語は速くてほとんど聞き取れず……何度も聞き返しました。英語勉強してきたはずなのにな~。この時に実力不足を痛感し、とても悔しかったです。

味はなんというか、凄くアメリカンでした。これ以上は何も言いません。

このあと保安検査場に向かおうとしたものの、またも迷って空港内を右往左往。慌てるあまり、私はなぜか外に出て全く知らない人の車のドアを開けて乗り込もうとしていました。怖いわ。

職員さんに聞いたらすぐに着きました。恥ずかしがらずに人に聞くって大事ですね。

いざ、ニューヨークへ!

ここ、ニューヨークじゃなくてニューアーク?

ついにニューヨークに到着!長旅疲れた~早くホテルに……と思ったら、ここである事に気づきます。

実はまだニューヨークには着いていなかったんです。

私が降り立ったニューアーク・リバティ国際空港はニューヨーク州の隣のニュージャージー州にあり、ここからさらに電車でニューヨーク市街地に向かう必要があったのです。

東京着いた~!と思って成田空港に到着したら隣の千葉県だった、みたいな感じでしょうか。

地図で見ると位置関係はこんな感じ。

出典:Googlemap

ニューヨークの主要観光地が集まる地域(赤で囲んだ細長いところ)からは30キロほど離れています。ニューヨーク付近には他にも空港が2つありますが、ユナイテッド航空を利用するとこのニューアーク空港着になるようです。

公共交通機関を利用したニューアーク・リバティ国際空港からニューヨークまでのアクセス方法は下記のとおりです。

①空港からエアートレインに乗りニューアーク空港鉄道駅へ

②ニューアーク空港鉄道駅からニュージャージートランジット(NJ TRANSIT)という電車に乗る

③ニューヨーク34丁目のペンステーション=ペンシルバニア駅で下車(空港からの所要時間計30分)

Map of NYC airport transportation & terminal
ニューアーク・リバティ国際空港からニューヨーク・マンハッタンまでの路線図。濃い青色がNJ TRANSIT。
出典:Newark Liberty International Airport

ニューアーク・リバティ国際空港のつづりをよく見ず、完全にニューヨーク空港だと勘違いしていました。アホすぎる。さらに飛行機が予定よりかなり遅れて深夜に到着し、NJ TRANSITが終電間際という事実も追い討ちをかけてきます。(深夜2時~5時は運休)

お願い間に合って!と心の中で連呼しながら切符を買い、無事乗車できました。

空港からエアートレイン乗り場までの道のりに券売機があるので、そこで切符を購入。
これ一枚でエアートレインとNJ TRANSITを利用でき、価格は片道$20.75。

それでも本当に着くのかどうか不安で、暗闇の中どこか知らない場所に出荷されていくような気分でした。一人で孤独なのも相まって、30分のはずがものすごく長い間電車に揺られていたような記憶があります。

というかニューアークって名前が紛らわしいんよ。ニュージャージーなんとか空港とか、もっとやりようがあったでしょうに。

似た話で、以前ドイツ北部のハンブルクという街を電車で訪れた際、ハンブルク駅の一つ手前にハンブルク・ハーブルク駅があって危うく降りそうになりました。これも絶対ひっかかる人いるでしょ……。

学んだこと

・航空券を予約する際は、数時間遅れて到着する可能性を加味して便を選ぶ。夜遅くに到着する便は避ける(利用するなら思い切って空港泊で)

・空港の位置や移動手段はきちんと調べる。慢心ダメ、ゼッタイ。

深夜3時にホテル「Nap York」へ到着

そんなこんなで、深夜3時にやっとニューヨークに到着。日本を発ってから20時間近く経過しており、もう気力も体力も使い果たしていました。

これがニューヨークか……!

と感動したいところでしたが、時間が時間なので駅周辺にはフードを目深にかぶりたむろしている人達が……。

荷物取られたらどうしよう、ボコボコにされたらどうしようとビビり倒し、下を向きながら急いでホテルへ向かいました。(実際は何もなかったです)

この日宿泊したのは、ペンステーションから歩いて5分ほどの「Nap York」。

命からがら(?)辿り着いた私に、受付の方は「アメリカに来るのは初めて?」など気さくに話しかけてくださいました。最後にWelcome!と握手までしてくださって涙ちょちょ切れ。

カプセルホテルと似た造り。大きなスーツケースを広げる場所は無く、部屋では寝るだけです。
ベッドの天井には星空の照明が!
本物の星のようにキラキラと瞬いていて、とても素敵でした。

ホテルまで来られたのも、道中でここに書ききれないほど沢山の方に助けてもらったおかげです。世の中悪い人ばかりじゃないんだと本気で感動しました。

そして朝起きてNap Yorkの屋上テラスから街を見下ろしてやっと、アメリカに来た実感が湧きましたね。当たり前なんですけど建物も人もなんか全然違う!すごい……!

屋上テラスからの景色

宿泊客のおっちゃんに ”Good Morning" と挨拶したら、満面の笑みで「ニーハオ!」と返ってきました。私日本から来たんですと言ったら「Ohh! オハヨーサン!コンニチハ!」と。ちょっと嬉しかったです。そのあと世間話をしてお互い “Have a nice day"と言ってお別れしました。一期一会っていいですね。

ちなみにおっちゃんの出身は “Planet! Earth!" だそうです。ケイスケホンダ。

Nap Yorkは1泊3000円程度とお手ごろなので、バックパッカーさんなど費用を抑えたい方におすすめです。カプセルホテル風で寝るだけの部屋ですが、とても落ち着く空間でしっかり身体を休めることができました。宿泊だけでなく30分12ドルのお昼寝プランもあるので、ニューヨーク観光の際はぜひ利用してみてください。

アクセス

施設名:Nap York

住所:480 7th Ave, New York, NY 10018 The United States

公式サイト: https://napyork.com/

①出国・到着編はここまで。お付き合いくださりありがとうございました!

次回はいよいよ市内観光!タイムズスクエアやエンパイアステートビルなどの定番どころを巡ります。方向音痴の私が異国の大都会を一人で奔走しますので、お楽しみに。