ドイツに留学するならVodafoneのSIMカードがおすすめ!購入から設定方法まで
留学中、目的地までの道や電車を検索したり、誰かと連絡を取ったりと、スマホはとても大事なツールですね。
私は日本から買っていったヨーロッパ対応のSIMカードがいざ自分の端末に入れてみたら全く反応せず、フランクフルト空港で絶望しました……。フリーWiFiを拾いながら、周りの人に道を聞きながら、なんとか寮に到着したのが懐かしいです。
寮の部屋にはWiFiがあると聞いていたので、到着したときには「やっと家族に連絡できる!」と思ったのですが、私の部屋のWiFiルーターだけ壊れていることが判明……。
そこで同じ寮の人達が「一緒にドイツで使えるSIMカードを買いに行こう!」と言ってくれて、設定も数人がかりで助けてくれてもう神に見えました。本当にありがとう。
SIMカードを使えるようにする開通作業(アクティベーション)は時間がかかるので格闘しましたが、結果的には到着したその日に設定が完了し、現地SIMを使えるようになりました。
ここからは私がドイツ留学中に使っていたVodafoneというキャリアのSIMカードと、その開通作業(アクティベーション)についてお話します。
2019年3月時点の体験談なので現在は変わっているかもしれませんが、よろしければ参考にしてください!
- ドイツのWiFi事情
- 事前に準備しておくこと – スマホのSIMロック解除
- 私が購入したVodafoneのSIMカード
- 避けて通れぬ開通作業(アクティベーション)
- アクティベーション後の使い方
それではどうぞ。
1. ドイツのWiFi事情
フリーWiFiの普及率は日本と同じくらいかな?という印象でした。
レストランやチェーンのカフェ、スーパーマーケット、駅などではWiFiが使えるところが多かったですが、そこらじゅうにWiFiが飛んでいるわけではないです。フリーWiFiだけで生活していくのは厳しいですね。
というわけで、留学生は手持ちのスマホにドイツのSIMカードを入れて使っている人が多かったです。Vodafone、O2、ja!mobil、ALDI Talkなどなど、沢山種類はありますが、私は寮の友人に薦められてVodafoneにしました。
2. 事前に準備しておくこと – スマホのSIMロック解除
手持ちのスマホのほとんどが、そのままだと外部のSIMカードを受け入れることができません。
SIMロックというものがかかっているんですね。
ドイツのSIMカードを使えるようにするには、このSIMロックを解除する作業が必要です。たいてい端末を購入して101日目以降に解除できるようになります。
解除するには契約している携帯会社の店舗に行くか、またはWebサイトで自分で手続きをするかのどちらかになります。機種によっては解除手続きができないこともありますので、各キャリアの公式サイトでご確認ください。
3. 私が購入したVodafoneのSIMカード

「Callya Smartphone special」をREWEというスーパーで€10で購入しました。
当時はデータ量2GB(先日公式サイトを覗いたら2.5GBになっていました)、200分の通話、SMS付きで1ヶ月€9.99(日本円で1000円ちょい)。
日本での携帯料金に比べると非常に安いです。
中に入っているのは説明書(全てドイツ語)とSIMカード。
(SIMカードはくりぬいてしまったので写っていませんが……)

このSIMカードがくっついている真っ赤なカードの裏を削ると、4ケタのPINコードが出てきます。スマホにSIMカードを差したらこのPINコードを求められるので、間違えないように入力してください。
真っ赤なカードの下部分にはあなたの電話番号が書いてありますので、留学中はこの電話番号を使いましょう。その下に書いてあるシリアルナンバーはこの後のアクティベーションで必要です。
なお、左に「EU roaming」と書かれてありますが、これはVodafoneがカバーしているヨーロッパの国であればどこでも使えちゃうよってことです。便利ですね!
利用可能な国↓
ベルギー、ブルガリア、デンマーク、ドイツ、エストニア、フィンランド、フランス、ギリシャ、アイルランド、イタリア、クロアチア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロヴェニア、スウェーデン、スペイン、チェコ、ハンガリー、イギリス、キプロス、リヒテンシュタイン、ノルウェー、アイスランド
なお、スーパーではなくVodafoneのショップで購入すると、この後の面倒なアクティベーションを自分でやらなくてもお店の人が全部設定してくれます。
しかし、私達がVodafoneのショップへ行ったときは「住民票が無いとできない」と言われました。
ドイツは「その人がルール」みたいなところがあるので、これは店舗によって違うのかもしれませんが……ドイツに住んでいるという証明が無いと、そのショップでは対応してもらえないようでした。
私はドイツ到着初日で住民票などまだ登録していなかったので、スーパーで購入し全て自力で設定をしました。住民登録を済ませている方は、本人確認が出来るパスポートと住民票を持ってキャリアのショップに行ってしまっても良いかもしれません。
4. 避けて通れぬ開通作業(アクティベーション)
さて、スーパーで購入した人はここからが本番です。SIMカードを買ってスマホにぶっさしただけでは使えません。このカードは私のものですよ、という本人確認作業をしなければならないのです。
これがいわゆるアクティベーションと呼ばれるものです。

(購入時に中に入っていた説明書より)
この本人確認には二段階あります。
まず指定されたVodafoneのサイトに行き、シリアルナンバー、住所、名前、購入したSIMの電話番号などを入力します。
その後スタッフさんとビデオ通話をし、パスポートなどの身分証明書をカメラ越しに見せます。OKが出たら、通話が終わった数時間後にSIMカードが使えるようになります。
ビデオ通話はインカメラつきのラップトップでもいいですし、スマホでもいいです。
私は別の部屋に住む友人のWiFi回線を借りてスマホから「Web ID」という本人確認ができるアプリをインストールし、そこから本人確認を行いました。日本では使えないものなので、Appstoreで検索すると「あなたの国では使えません」と言われて出てこないかもしれません。その場合はAppstoreの国設定をドイツにすると出てくるかもしれないのでお試しください。
ビデオ通話をして、いろんな角度からパスポートの顔写真などが載っているページを提示し、偽物ではないことを証明します。パスポートのページに印刷されているキラキラしたホログラムが確認できるように、明るい場所で通話しましょう。
ドイツ語が出来ない場合、電話が繋がってから「英語でお願いしてもいいですか?」と言えば英語で話してくださる方が多いです。
通話状況が悪かったり、身分証明がきちんと確認できないと判断された場合は「ごめんちょっと確認できなかったわ!バイバイ!」という感じであっさり切られますが、諦めずにかけ直しましょう。何回かかければ成功します。
この本人確認が終わってしばらく待つと、SIMカードがアクティベートされ使えるようになります。
公式曰く24時間以内とのことですが、私は3時間ほど待つと使えました。
5. アクティベーション後の使い方
晴れてアクティベートされた後は、毎月€9.99が自動的に引き落とされますので、常にこの金額を端末内にチャージしておいてください。
次からはスーパーでチャージ専用のカード (€15, €25などと書いてある小さいカード) を購入します。
会計時にもらうレシートにcash code (ドイツ語でAufladenummer)が書かれているので、これをスマホからチャージ専用ダイヤル (*100#) にかけて入力してください。
なお、月々2.5GBでは足りない場合、チャージしたお金を使ってデータ量追加もできます。
データ上限に到達しそうになるとSMSで「もうすぐ上限くるよ~データ量追加したかったらここをタップしてね」というメッセージが来るので、そこから追加しましょう。
価格は400MB追加で€2.99、800MB追加で€5.99です。
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……いかがでしたでしょうか?
ドイツのSIMのアクティベーションはややこしいですが、頑張ってみてください!
こちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
エリ